毛穴ケアと聞くと、「収れん化粧水で引き締める」「冷水で毛穴を閉じる」といった方法を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、毛穴の開きや黒ずみの原因は、皮脂の過剰分泌や角質の詰まり、肌のハリ不足など多岐にわたります。
“引き締め”にばかり注目すると、本来必要な基本ケアをおろそかにしてしまうことも。ここでは、毛穴ケアの土台となる3つの基本ステップをご紹介します。
1. 洗浄は「落とす量」より「落とし方」
毛穴汚れを落とそうとしてゴシゴシ洗うと、肌を守る皮脂膜まで奪われ、逆に皮脂分泌が活発化することがあります。
ポイントは、ぬるま湯+やさしい泡で肌をこすらず洗うこと。
クレンジングはメイクや皮脂汚れに合わせて選び、必要以上に長時間肌に乗せないのが鉄則です。
2. 保湿は「量」だけでなく「質」
毛穴が開く原因のひとつに、乾燥によるキメの乱れがあります。
化粧水だけでなく、セラミドやヒアルロン酸など、角質層にしっかり潤いを抱え込める成分を含んだアイテムを使用し、油分でフタをすることが大切です。
保湿は“与える→守る”の二段階で行うと効果的。
3. 紫外線対策は一年中
紫外線は肌の弾力を保つコラーゲンを破壊し、毛穴のたるみを加速させます。
「夏だけ」「外出時だけ」という紫外線対策では不十分。
曇りの日や室内でも、SPF値が低めの日焼け止めを毎日使う習慣をつけることが、毛穴の目立ち予防につながります。
まとめ
毛穴を「引き締める」ことばかりに意識を向けると、根本的な原因へのアプローチが遅れてしまいます。
- 正しい洗顔で汚れを落としすぎない
- 保湿は量と質を意識
- 紫外線対策を毎日欠かさない
この3つの基本を土台にしてこそ、収れんケアや美容成分の効果も最大限に活きてきます。
毛穴ケアは“攻める前に守る”が正解です。